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『大人の投資入門』―「自力年金運用法」という考え方 [お金も大事]


大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」

大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」

  • 作者: 北村 慶
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/01/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


北村慶さんの本ですので、図書館で借りずに、
楽天のポイントが貯まるのを待って、ポイントで購入しました。(笑)

しかし、楽天ブックスのサービスは素晴らしいですね。Amazonだと1,500円以下だと送料が発生しますが、楽天ブックスだと1,500円以下でも「コンビニ受取」にすると、送料がかかりません。本の価格によって、購入先を選択するとお得ですね。

さて、本書は、『貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵』の実践編といった内容となっています。つまり、「なぜ運用する必要があるのか」については、この『貧乏人のデイトレ~』を読み、「どう運用すればよいか」については、より具体的に書かれている本書を読むと良さそう。

その概要は、

 ・50代以下の世代は、公的年金だけでは豊かな老後を送るには数千万円単位で不足する見込み。
  この「年金ギャップ」を自ら「私的年金」を運用して不足分を補うことが、長期投資の目標。

 ・短期売買(デイトレ)は・・・プロでも市場に「勝ち続ける」のは難しいのに、素人ではまず無理。

 ・学術的にも評価されているインデックス運用なら、素人でも数十年単位の運用で、
  複利効果が活かされ、数千万円単位の資産形成が可能。

 ・国内および海外の株式インデックス投信を50:50の割合で「毎月定額積立」することで、
  購入平均単価がならされる。

 ・銀行での投信購入は、販売手数料が割高でパフォーマンスに影響を与える。
  ノーロード(販売手数料無料)の金融機関で購入すべし。

 ・毎月定額積立しているインデックス投信がある程度の額になったら解約し、
  より運用コストの低いETFに乗り換える「リレー投資」を活用すべし。
  よって、積立用投信は解約時に手数料がかからない商品を選ぶのがポイント。

 ・リバランスは年1回で。

 ・長期投資は、結果として経済活動へ貢献することになり、さらなる資産増加につながる。

と言ったところでしょうか。

さらに、ポイントは「公的年金を自分のアセット・アロケーションに組み込む」という点なのです。つまり、『公的年金+私的年金=自分の年金全体』という考え方。私的年金で、国内および海外の株式インデックス投信を50:50の割合で購入するというというのは、国内債券に重きを置かれた公的年金とバランスを取るために、ということなんですね。確かにこれは、今まで無かった考え方だと思います。

その考え方に従えば、確かに個人が国内債券を購入しなくても良さそう。
また今後、公的年金のアセット・アロケーションが見直されるそうですので、
その動きにも注目したいところです。何が組み込まれるのでしょうか。

ちなみに、年金を運営している「年金積立金管理運用独立行政法人」は、英語で
「Government Pension Investment Fund(GPIF:政府年金投資ファンド)」と言うそうです。
そう、実は日本人は、この国営投資ファンドに投資している投資家なのです。

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