『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』を読みました [お金も大事]
横浜市立図書館で借りました。
長らく予約していて、やっと借りることができました。
とにかく読み応えのある本です。
時間に余裕のある時がお勧め。
確率と不確実性についてのエッセイと言えばよいのでしょうか。
そんなカテゴライズに決してはまりきらない、あらゆる視点からの観察。
ものすごく脱線することもある本書は、次の点を主張しています。
「物事は私たちが思っているよりもたまたまなんだ」
「物事は全部たまたまなんだ」ではない点がポイントです。
しかし、その「思っているよりたまたま」に、多くの投資家(というか多くの人)が
気付いていないと著者は主張しているわけです。そして、
みんなそれぞれ長期的な性質に戻ってくるのだ。(P81)
短期的には勝っている人も、長期的に見るとノイズの一つでしかなく、負けることも。
本質的な性質は長期的に見ないとわからないって、うーむ、インデックス運用的?
蛇足(というか、こういう括弧書きが多い)が多い独特の文章。
そして好奇心をそそる博識ぶり。じっくりともう一度読んでみたいと思った1冊でした。
次の「BLACK SWAN」も邦訳されたら是非読んでみたい!
>斗夢さん
nice!ありがとうございます!
by tyo (2008-07-31 11:33)