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『人類の歴史上、人口が減少して繁栄した国は皆無だ。』 [お金も大事]

モーニングスターからのメールで、
あのジム・ロジャーズのインタビュー記事を読むことができました。

ジム・ロジャーズは、日本の最大の問題は「人口減少」と考えているようです。

米国より日本市場に魅力
 日本については、これから数年間は米国に比べると健全な状態を維持できるとみる。日本は幸運にもサブプライム問題の影響を一部を除いてそれほど受けてはいないし、世界の成長センター・アジアとの貿易も多いからだ。これからは長期的に米国株式市場の魅力は低下するだろう。むしろ、これから数年間に限れば日本市場のほうに魅力がある。私なら米国より日本に投資する。
 ただし、長期的に見れば日本には大きな問題が幾つかある。最大の懸念は人口問題だ。あなたは低経済成長で財政赤字増大に悩まされ、人口が減少している国に長期投資したいと思うだろうか。
 人類の歴史上、人口が減少して繁栄した国は皆無だ。日本にとって人口問題は死活問題だろう。30年後の日本は「高速道路や橋があってもそこを通る人がいない」という状態になりかねない。日本政府は公共投資をやめて、その予算をすべて人口減少問題の解決に振り向けるべきではないだろうか。
 また、日本のゆがんだ低金利政策も大きな問題だ。日本人は異常な低金利政策が続いていることで不利益を受けていると気づくべきだろう。こちらは人口問題と異なって「市場」に任せればあすにでも政策修正が可能だ。
http://www.morningstar.co.jp/event/0810/ms2/index.html  - 【モーニングスター緊急特集】ジム・ロジャーズ氏独占インタビュー「日本株 復活の条件」

そういえば、人口減少対策を経済対策として挙げている日本の政治家はどれくらい居たでしょうか・・・。

選挙の時は、日本人はそろそろ「現職だから」とか「地元の名士だから」という理由だけでなく、「長期的に日本のことを考えている政策提案をしているか」といった視点を踏まえて投票する意識を持ったほうが、将来の自分自身や家族のためになるのではないでしょうか。




2回(バイクと車で!)も世界一周をした彼の本は、とても勉強になります。

冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)

冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)

  • 作者: ジム ロジャーズ
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 文庫



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