謎の多いモンドセレクションって、そうなんだ! [家は楽し]
モンドの輝き度、「食の権威」の素顔探る
飲食料品などの広告やパッケージで目にする機会が増えてきた「モンドセレクション」。ベルギー・ブリュッセルに本部を構える国際評価機関による認証で、受賞をアピールして販売増や知名度アップを達成した例は多い。ただ、その組織の実態や評価基準はベールに包まれたまま。直訳すれば「世界のえりすぐり」に与えられる最高金賞の輝きに迫った。[2008年11月14日付]
11/14の日経MJ(日経流通新聞)に興味深い記事が載っていました。
最近良く聞くモンドセレクションに迫った記事でしたが、気になったのは次のような点。
・2008年度モンド大会出品数の国別内訳では、日本が50%を占める。
・審査機関の主な収入源は出品料。
・受賞商品が増え、飽和状態が近いため、希少性が薄れ始めている。
・組織や評価方法は必ずしも明らかではない。
・評価の詳細は原則、出品企業にも伝えられない。
・類似の評価機関も出現し、差異化が困難になるかも。
・福岡の菓子メーカー「如水庵」の森洸次郎社長のコメント。
「製法も包装も変えていないのに年によって格付けが上下する」と評価基準には疑問を投げかけている。
絶対評価を採用しているため、受賞率が高いというモンドセレクションですが、上記のような事例を聞くと、審査機関の信頼度に関わる気がします。出品企業の商品の品質向上やブランド化向上のためにも、また審査機関自身が権威を持ち続けるためにも、情報をオープンにした方が良いのではないでしょうか。
コメント 0