SSブログ

『数字のモノサシ』を読みました [本を読む]


数字のモノサシ

数字のモノサシ

  • 作者: 寄藤 文平
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2008/11/26
  • メディア: 単行本


嫁が横浜市立図書館から借りたのを、読みました。
あの、JTの「大人たばこ養成講座」のイラストレーターです。

死亡者数が増えるにつれて、感覚が麻痺していくのが自分でもわかりました。(P2)

大地震のニュースに接した著者は、

8個が10個になるみたいな感覚で考えていることに気がついて、
なんともいえない嫌な気分になったのを覚えています。(P2)

と述べています。

確かに、数字は大きくなると、なんだかおかしなことになるもの、なのかもしれません。
「お金」も、そういうおかしなことになる数字なのかもしれません。
毎年何億円稼ぐようになってしまったら、桁の0の増減ばかり気にして、
生きている感覚なんかなくなってしまうんだろうな。

「数字には"自分の数字"と"他人の数字"がある」(P176)

自身の体験を通じて感じ取った「自分の数字」こそ手ごたえ。
「他人の数字」はわかったつもりになっている数字。与えられた数字。
やっぱり、生きている手ごたえが欲しい。そう思った。

数字の感じ方を、思わず笑ってしまうイラストで考えさせてくれる本でした。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。