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『沸騰都市 TOKYOモンスター』を見ました [お金も大事]

最終回の沸騰都市は東京。
東京という都市の膨張は、まだまだ止まらないようです。
それはまさに貪欲に全てを飲み込んで行くモンスターのよう。

メモは次のような点。

 ・50年かけて埋め立てた海の面積は、東京23区の十分の一の規模。
  しかし、航路が確保できなくなるため、埋め立てはもう限界。
  地下と空(高層化)が東京の膨張の方向となっている。

 ・建設中の首都高山手トンネルは、世界で2番目の長さの地下トンネル。
  電車や暗渠化された河川を上手く潜り抜けて掘削をしている。

 ・高層マンション群が連立する豊洲。豊洲北小学校の児童は全てマンション在住。
  6年後には児童数1500人を超える。校長の、
  「豊洲北の子供たちは、この豊洲がふるさとになる」という言葉は印象的だった。

 ・企業の東京移転と外資系の東京進出が、東京の人口増加を支えている。
  東京だけで日本全体のGDPの五分の一を稼いでいる。
  これはロシアやブラジルのGDPと同じ規模。

 ・外資系企業にとって、丸の内は最高のビジネスエリア。
  近所にトップクラスの企業本社が密集しており、移動も簡単で効率的。
  インド企業の日本進出をサポートするインド人コンサルタントは、
  「いろんな大企業がこんな小さいところに集まっている」と語っていた。

 ・丸の内の再開発を担っているのは、明治時代に政府から払い下げられた三菱地所。
  40年で所有する30のビルが再建される。三菱地所の社長は、「世界の他の都市と
  競争に負ければ、日本はヘタすると極東の単なるローカルシティーになる」と語る。

 ・六本木を中心に港区の再開発を進めているのは森ビル。
  「地価下落は、完全に東京を作り替え、モデル都市にするいいチャンス」と
  森ビル社長は語っていた。

 ・高層ビルに囲まれた低層住宅街の、森ビルによる再開発。
  ある女性が計画に同意したのは、3年半後、開発後に住宅が用意されるため、
  「開発後も皆が集まる場所が出来る」と考えたからだそうだ。
  仮住まいに移る前に、最後のクリスマスパーティーを開き、
  東京タワーを背景に、家族で写真を撮る様子が映された。
  その東京タワーも、もうすぐ電波塔としての役割を終える。
  
プロダクションIGによる、2029年の東京をテーマとした短編アニメーションが
映されました。色んな意見があるのでしょうが、機動警察パトレイバーの世界を
思い出しました。考えてみれば、番組の音楽担当は川井憲次、
タイトル映像監修は押井守。劇場版パトレイバーと同じスタッフですよね。

昼間の上空から撮られた東京の街は、都市部であるほど、
高層ビルが多いほど、まるで廃墟のようにも見えました。
四角いモノが坦々と並ぶ無機質な感じ。

一方で、夜の東京はまるで生物のようでした。
道路を走る車のライトの連続は、まるで動く血管のよう。
巨大なモンスターというのもわかる気がします。

早稲田大学 伊藤滋教授の、膨張する東京を、
「東京ってのは生物体のような感じがするんです」
と例えるコメントも印象的でした。

モノ、ヒト、カネ。東京を突き動かしているは何なのでしょうか。

今回で、沸騰都市のシリーズは終わるようですが、
世界経済の悪化により、後半シリーズはやはり構成変更したようです。
前半シリーズ4つの都市を再度取材した特別編が2009年3月放送予定とのこと。

こちらも楽しみにしたいと思います。



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コメント 2

Takashi

この沸騰都市は本当面白い、そして考えさせられる特集。
(ただ正直最後のTOKYOの出来が・・・)

都市の良さと悪さ。
エネルギーの集約、その副作用ともいえる各種弊害。
両面を考えないといかんね。

今の自分には弊害ばかりが目についてしまうね。
by Takashi (2009-02-17 23:38) 

tyo

>Takashi さん

 沸騰都市は毎回面白かったですね。

 50年後も東京が今のまま存在し続けられるか、
 個人的には外側から眺めていたいです。

 だって、50年後は、東京は暑そうだから(笑。暑いのは苦手)
 

by tyo (2009-02-19 18:03) 

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