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新型インフルエンザと金融危機から見えること [お金も大事]

新型インフルエンザが、その感染力を世界中に拡大させているニュースを耳にする毎日ですが、このニュースを聞くたびに、世界を不況に引きずり込んだ金融危機のことを考えていました。

この2つの事象から、見えることがあるのです。

一方は、感染源と言われているメキシコから世界中へ拡がる新型インフルエンザ。
世界中の人々がメキシコを訪れ、あるいはメキシコの人たちが世界中を訪れる。
容易に、そして短時間で、人々が海外に移動できるようになった世界。

もう一方は、アメリカ発の金融商品を世界中が購入し、住宅バブルが崩壊した金融危機。
一番儲りそうな国・通貨・資産に随時シフトし、あるいはリスクを分散させるために、
他国の金融商品を購入する投資銀行などの金融機関が経済を動かしていた世界。
そして、輸出入に依存しすぎて、一国の経済問題では済まされなくなっている世界。

どこかで何かが起きれば、世界は否応無しにその影響を受け入れざるを得ない。

 世界は、あまりにも繋がり過ぎているのではないか、と思うのです。

グローバリゼーションの一つの側面ということかもしれませんが、
同質化した世界が、同じ病気に感染するのは必然だと思います。

多様性を失った文明は、ほんの些細なことで崩壊してしまうのかも知れません。
そして、既にそんな状況に現代はあるような気がするのです。

他国(あるいは他の経済)に依存しすぎない、ローカルで解決する仕組みが、
各国(あるいは経済、文化)に必要となる気がするのです。


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