『若者を喰い物にし続ける社会』を読みました [お金も大事]
上尾市図書館で借りました。
世代会計の本だが、本書を読むと本当に気持ちが憂鬱になった。
孫の世代の負債を前借して、高齢者が孫たちにお年玉をあげているというのは面白い表現であり、また事実なのだろう。今の日本では若い世代には、明るい未来を期待させることはできないと思う。しかし、労働生産人口が減少して困るのは、介護を受ける高齢者自身であり、高齢者は逃げ切れないのだというのは良い指摘だと思った。
本書が提言している対策は、実現可能性は良くわからないが、本書のような世代会計に関する本が多数読まれれば、社会の意識(高齢者ではなく、もちろん若者の)も変わるかもしれない。それが、本書を読んだ後に持ったわずかな希望だ。
この著者は、相変わらず、駄洒落が多いのが気になる。
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