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従業員持株会というハイリスク [お金も大事]

従業員持株会が、ハイリスクだということを、JALの報道で改めて感じた。

先日、某局の報道番組で、以前リストラされた元JAL社員への取材を観た。

元社員は、会社から「もう、あなたの仕事は無い。企業年金があるから、離職後も問題無い」と説得され、JALを離れた。離れる前には、少しでも老後の足しにと、従業員持株会制度で当時400万円分のJAL株を購入していたそうだ。

JAL株は値を下げ、400万円が数万円程度となってしまった。今後無価値となる可能性も高い。リストラ前には路線計画を担当し、国からの無理な注文に疑問を抱きつつ路線を増やしていた元社員は、今回のJALの企業年金減額に、同意したそうだ。

この取材を観て、従業員(社員)持株会という仕組みを利用することが、従業員にとって極めてハイリスクであると、改めて感じた。自社の経営が立ち行かなくなると、職を失うのみならず、自分の資産があっという間に無価値となるというハイリスクを抱えているのは、資産ポートフォリオとしては適切ではないのだろう。この元社員だけでなく、持株会を利用しているJAL現役社員にとっては、本当に辛く苦しい現実だと思う。


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