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『ロハスなら地方も活きる』という考え方 [環境と野菜]

ロハスビジネス (朝日新書 97) (朝日新書 97)

ロハスビジネス (朝日新書 97) (朝日新書 97)

  • 作者: 大和田 順子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2008/02/13
  • メディア: 新書


友人のtakaさんから借りました。

ロハス(LOHAS)の概念や、誕生の背景と普及の経緯、今までと異なる消費スタイルを持つ「ロハス層」と呼ばれる人たち、今後の日本におけるロハスを通じたビジネスの戦略などが整理されています。

興味深いのは、『ロハスなら地方も活きる』という考え方です。(P152)
現在の日本の地方は、高齢化と過疎化の負の悪循環により、『持続可能性』の継続が困難な状況にあり、その状況を打破するのが、ロハスビジネスの考え方だと、著者は提言しています。

そのポイントは、地域が持つ「資源」。
つまり、「ファストフード→スローフード」「輸入食材→地産地消」「海外での団体買い物旅行→グリーン・ツーリズム」など、自らの足元にある「資源」(特産品など商品はもちろん、森林、田畑、自然、文化・歴史などなんでもいいのです)をロハス層やロハス層に近い人たちに提供すれば、そこには必ずニーズがあるのです。(P153)

うーむ、なるほど。
着実に増えつつあるロハス層を地方が引き付けられれば、ロハス層はニーズを満たせるし、地方にはお金が落ちてくる。
確かに、継続して引き付けられる「資源」があれば、有効策ですよね。

ただ、その「資源」を上手く活用できないから、多くの地方は負の悪循環に陥っているのだと思います。「隠れた資源」を顕在化させる「コーディネーター」が、地方には一番必要な気がしました。


そして、もう一つ、気になったのが『旦那』という存在。

伝統的に日本では「旦那」(庄屋や大店の主人などの地域の有力者)が文化を下支えしてきました。21世紀版の「旦那」の登場が待たれます。(P160)

まさに、今の日本に欠けているのは、この旦那という存在!
全ての高齢者の方にはお願いできないことかもしれませんが、資産を眠らせている高齢者の方々には、是非、日本のため(=高齢者の方々の子供や孫の世代のため!)に、その資産を拠出してもらいたいところです!

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