『米で肥料価格が急騰 一段の食料高招く可能性』 [環境と野菜]
米で肥料価格が急騰 一段の食料高招く可能性
米国で肥料価格が急騰している。カリウムなど鉱物系肥料の平均価格は昨年に比べ約2倍に上昇した。鉱山開発の遅れで生産が需要増に追いつかないうえ、中国やインドとの争奪戦が激しくなっているためで、一段の食料高を招く一因となる可能性がある。
肥料価格は2004年から上昇し、今年に入って一段高となった。ガソリン代替燃料のエタノール向け需要拡大を映し、単位面積あたりの肥料使用量が多いトウモロコシ栽培がさかんになっているためだ。(シカゴ=毛利靖子) (12:12)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080713AT2M0401Z12072008.html
- [NIKKEI NET 2008年7月13日付]
3月にこのブログでも、肥料の高騰の話題を取り上げました。
※その記事はこちら
対岸の火事では済まされない話ですよね。
日本は肥料原料輸入国(主に米国とカナダから)なのですから!
不作の時は、肥料や燃料分の回収すらできないほどダメージを受ける。
豊作になりすぎれば、今度は市場価格が暴落して儲からない。
離農される方が増え、農家の高齢化が進むのも、仕方のないことなのかもしれません。
しかし、本当に辛く、厳しい環境の中で、それでも農産物を作り続けている農家が居るのです。
消費者は、そのことを忘れかけているということはないでしょうか?
農産物は、スーパーで作っているのではなく、農家の方々が作っているのです。
いざという時に農家の方々が農産物を作りたくても、肥料が高すぎて購入できず、
農産物を作れないという時が来るのかもしれません。
国産農産物がさらに価格が上がった時、消費者は海外農産物で満足できるのでしょうか?
なるべくなら主食にコメを食べるように心がける。
できるだけ安いものが欲しければ、旬のものを食べる。
国産の農産物を選択し、価格を下支えする。
そういった行動が、国内農家のサポートに、ほんの少しでも役立てるのだと思います。
農業を少しでも支えたい―――
そういう気持ちを多くの人々が持てば、少しずつでも変化は現れると思うのです。
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