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75年生まれから85年生まれの世代は損なのか? [お金も大事]

以前、著書を読んだ立木信氏がR25で、「世代間の損得の格差」についてコメントを寄せていました。どうやら、75年生まれから85年生まれの世代は、損してしまうようです。

「それは世代会計といい、アメリカの財政学者コトリコフらが91年ごろから提唱している考え方です。一生の間に政府や自治体から受ける年金、社会福祉をはじめとするサービス(受益)と税や借金などによる負担の差を世代ごとに計算して、損得を明らかにする手法です。05年のデータによる秋田大学の島澤諭准教授の推計では、一番ワリを食うのが75年生まれから85年生まれの世代で、一生のトータルでは2350万円から2500万円の赤字です。逆に一番受け取り金額の超過が大きいのは40年生まれで1400万円の黒字となっています」

「実は、日本の世代間格差は国際的に比較しても最も大きな水準です。別の試算では世代間格差は1億円超というものもあります。コトリコフらの論文によると、日本の世代間格差は、日本の次に格差の大きいドイツの1・2倍強、財政赤字大国イタリアの1・5倍程度、比較的格差の少ないアメリカやオーストラリアと比べると3倍から4倍にのぼります。まさに格差社会ですね」
R25のサイトから引用

うーむ、自分もバリバリ損する世代だ。(笑)

とは言え、実際の生活においては、すべての高齢世代が得をするわけでも無いというのもまた事実だと思います。この記事によれば、多くの高齢世代は苦しい生活というのが実状のようです。つまり、謳歌できるのはほんの一部のお金持ちであるということですね。「ジニ係数」の問題もありますしね。

※ジニ係数の解説は、この本が解りやすくお勧めです。

貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵

貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵

  • 作者: 北村 慶
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本



結局、一部の高齢世代だけが得をしている――。
そのような環境で、若い世代が夢や希望を果たして持つことができるのか。
この点についての政策を政治家には示してもらいたいものです。

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斗夢

私は41年生まれですが、
景気の荒波にもまれて、昇給ではいつも損をしていた
思いがあります。
by 斗夢 (2008-09-23 05:28) 

tyo

> 斗夢 さん

 昇給すら期待できない若者も居ます。
 
 そんな若い人が希望持つことができないままでは、
 成熟経済の日本で今後さらに必要となる「生産性」を
 向上させるのは難しい気もしますよね。

 是非、高齢者には若者を応援してもらいたいものです。
 精神的にも、経済的にも。

by tyo (2008-10-02 16:35) 

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