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『沸騰都市のそれから』を見ました [お金も大事]

NHKスペシャルのシリーズ沸騰都市。
前半シリーズで取り上げられた都市ドバイ、ロンドン、ダッカ、イスタンブールの
その後を追った放送を見ました。

どこも2008年秋以降の金融危機の影響を受けていました。

ドバイでは、年20%成長と言われていた不動産バブルが崩壊し、
ロンドンでは投資資金が流出し、新興国からの労働力も帰って行く。

ダッカやイスタンブールでは、世界的な巨大開発の延期や中止により、
海外への労働力(派遣労働者)や商品の輸出が冷え込む。

一方で、新たな動きも確実に見えてきている。
ロンドンで活動していたロシア出身のコンサルタントは、
中東のマネーをロシアと結びつけようと活動を始め、
イスタンブールの衣料工場主は、イスラム国家イランへの衣料販売を目論む。

人が集まり、カネが集まり、知識が集まる魅力的な都市のみ発展する―――。
国連が言っているそうだが、まさに「21世紀は都市の世紀」なのだと思った。
日本の都市はどうなのだろう・・・ちょっと考えてしまった。

ところで、驚いたのが、様々な建築について、
ドバイでも、イスタンブールでも、大成建設が関わっていたということ。
やはり日本の建設技術のレベルは高く、そして内需だけでは無理だと、
ゼネコンは考えているのだろうと、この本を思い出した。

2015年の建設・不動産業

2015年の建設・不動産業

  • 作者: 立松 博史
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2008/07/24
  • メディア: 単行本


欲望と希望が都市を動かしているという姿が描かれた沸騰都市シリーズは、
本当に面白かったです。さすがNHKだと思いました。


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コメント 2

Takashi

あ、今回見逃した。
再放送見ないとね。
by Takashi (2009-03-30 18:22) 

tyo

>Takashi さん。

 ぜひ、見てください。

 しかし、大成建設には驚かされます。
 建設業界で生き残れる企業の一つなのでしょうね。

by tyo (2009-04-03 17:41) 

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