『永遠の旅行者』を読みました [お金も大事]
上尾市図書館で借りました。
友人のTakashiさんが最近よく小説を読んでいるようなので、触発され、普段は小説は全く読まない(結論を早く知りたいのに、最後にならないとわからないため、あまり好んで読まない)のですが、読んでみることにしました。この本は以前から読みたいと思っていたのですが、横浜市立図書館では、結局借りられずじまい。上尾市図書館では予約してすぐに受け取れました。
非居住者であり続けることで、納税義務が発生しない―――そのため、住所を持たず、定住せずにずっと世界中を周り続ける人が、永遠の旅行者。
いかに納税を回避するか、そのノウハウを世界中を周りながら解説していく、そんな内容を想像して読み始めたのですが、意外や意外。
「納税回避」だけではない、最後まで飽きさせることのないサスペンスでした。
そして、各所に散りばめられた歴史、文化、法律、制度、医療に関する著者の知識。
世界中の描写がリアルで、丹念な取材をしたんだろうなーと思いました。
あっという間に、上巻を読み終え、下巻も続けて読み終わってしまいました。
圧倒的なボリュームですが、その面白さで読まされてしまいます。
永遠の旅行者になりたいか?
うーむ・・・確かに税金は嫌だけれど、どこでもいいから、とにかくしっかりと根っこを張りたいというのが、今の気分かな。
この本、面白そうなので、自分も予約してみました。
学生時代はよく小説読んでたんだけど、
仕事をしだしてからは、小説から離れて、
ビジネス/学術書が中心に。
ただ人生を豊かにしようと思うと、やはりこれらの本では
得られないものがある気がするんだよね。
なので、小説やエッセイを意識的に読もうとしています。
学生のときとはまた感じで読めるしね。
もちろんビジネス書系も有意義なものはあるので、
読むようにはしているけどね。
by Takashi (2009-08-03 11:03)