【その８】個人型確定拠出年金を始めてみる

年末調整の季節です。

年末調整では、様々な所得控除項目がありますが、先日、ブログ「ホンネの資産運用セミナー」の記事『生命保険控除は廃止すべきか？』を読んで、改めて所得控除と確定拠出年金について思うことがありました。

そもそも、生命保険料控除は「生命保険普及を目的に開始したもの」とのこと。つまり、政府は（業界からの要請があったのでしょうが）国民に多く利用してもらいたいものに対して、税制上のメリットを付与しているということのようです。

翻って確定拠出年金制度。拠出額全額の所得控除をはじめとして、運用益が非課税など、ものすごい税制上のメリットがあります。生命保険料控除が、保険料によって控除額に上限があることと比較すると、とてもメリットが大きいことがわかります。

つまり、政府が確定拠出年金制度を国民に利用してもらいたいと考えているということに他ならないのだな、と思ったのです。こちらも金融・IT業界からの要請がもちろんあったのでしょうが、やはり年金運用の厳しい状況を踏まえた運用の自己責任化が目的なのでしょう。

だったら、確定拠出年金制度を利用できるポジションにある人は、政府の目論見に積極的に乗っかって利用し、そのメリットを最大限に享受すべきではないか。年金の給付年齢の先延ばしや給付の減額などの見込みが確実視されている状況で、利用しないことはむしろデメリットなのではないか、と思いました。

粛々と、個人型確定拠出年金の利用を続けて行きます。

SBI証券　確定拠出年金積立プラン（個人型401K）

タグ：個人型確定拠出年金 401k 資産運用