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『誰であれ、未来がわかるという人を、たとえわずかでも信じてはいけない』 [お金も大事]

インデックスファンド・ラボを運営しているトーキョー・インベスター・ネットワークは、
投信資料館というサイトも運営しているようです。
※インデックスファンド・ラボの記事はこちら

投信資料館は10周年だそうです。老舗ですね。
こちらはインデックスファンド以外にも投資信託の情報が満載で、勉強になりますが、
気になったのは、「お金のことわざ」というところ。

今回のタイトルは、そのお金のことわざの中の一つ。

 「人間の行動は予測できない。
  誰であれ、未来がわかるという人を、たとえわずかでも信じてはいけない」

マックス・ギュンターの、この本に載っている言葉だそうです。

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール

  • 作者: マックス・ギュンター
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: 単行本

確かに、専門家の予測は当然のことと受け止めてしまいます。
でも、その専門家も人間であり、完璧に当たることなど有り得ない。

あくまでも確立の世界の話なんですよね。

昔から持っていた素朴な疑問が、「公営ギャンブルの予想屋さんという仕事」でした。
賭けている人が多ければ、その分だけ当たった時のリターンが減ってしまうのに、
どうしてその貴重な情報を多くの人に教えてしまうのか―――。

だって、自信のある予想なら、人に教えない方がリターンが多くなるんですよ!
自分のリターンが減るようなことを、どうして積極的にするのでしょう?

仮に当たっても、トータルだと元が取れないから、(=競馬の場合は期待リターンがマイナス25%)
「予想」を売って稼ぐわけですね。
※競馬の期待リターンの記事はこちらを参照ください。

「1ヶ月で○百万稼げる株式投資」
「半年で○億円儲かるFX投資」
「1日で○億円稼いだデイトレーダー○○さんの投資法」

と、世の中には色々な投資(というより金儲け)の情報があります。
こうした情報の提供者は、どうして人に貴重な情報を教えてしまうのでしょうか?
この人たちは未来がわかるということなのでしょうか?

もし、市場環境の再現性に賭けた手法(=未来がわかる)という主張の情報なら、
全くの偽物か、リターンに見合わない莫大なコストを支払うハメになるのだと思います。

上記のように稼いでいる方もいらっしゃるのは事実でしょうが、
それはほんの一部の人たちであり、誰でも勝ち続けることはできないと思います。
だって、プロ(ファンドマネージャーなど)でも勝ち続けることが難しい世界ですからね!


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