『誰であれ、未来がわかるという人を、たとえわずかでも信じてはいけない』 [お金も大事]
インデックスファンド・ラボを運営しているトーキョー・インベスター・ネットワークは、
投信資料館というサイトも運営しているようです。
※インデックスファンド・ラボの記事はこちら。
投信資料館は10周年だそうです。老舗ですね。
こちらはインデックスファンド以外にも投資信託の情報が満載で、勉強になりますが、
気になったのは、「お金のことわざ」というところ。
今回のタイトルは、そのお金のことわざの中の一つ。
「人間の行動は予測できない。
誰であれ、未来がわかるという人を、たとえわずかでも信じてはいけない」
マックス・ギュンターの、この本に載っている言葉だそうです。
確かに、専門家の予測は当然のことと受け止めてしまいます。
でも、その専門家も人間であり、完璧に当たることなど有り得ない。
あくまでも確立の世界の話なんですよね。
昔から持っていた素朴な疑問が、「公営ギャンブルの予想屋さんという仕事」でした。
賭けている人が多ければ、その分だけ当たった時のリターンが減ってしまうのに、
どうしてその貴重な情報を多くの人に教えてしまうのか―――。
だって、自信のある予想なら、人に教えない方がリターンが多くなるんですよ!
自分のリターンが減るようなことを、どうして積極的にするのでしょう?
仮に当たっても、トータルだと元が取れないから、(=競馬の場合は期待リターンがマイナス25%)
「予想」を売って稼ぐわけですね。
※競馬の期待リターンの記事はこちらを参照ください。
「1ヶ月で○百万稼げる株式投資」
「半年で○億円儲かるFX投資」
「1日で○億円稼いだデイトレーダー○○さんの投資法」
と、世の中には色々な投資(というより金儲け)の情報があります。
こうした情報の提供者は、どうして人に貴重な情報を教えてしまうのでしょうか?
この人たちは未来がわかるということなのでしょうか?
もし、市場環境の再現性に賭けた手法(=未来がわかる)という主張の情報なら、
全くの偽物か、リターンに見合わない莫大なコストを支払うハメになるのだと思います。
上記のように稼いでいる方もいらっしゃるのは事実でしょうが、
それはほんの一部の人たちであり、誰でも勝ち続けることはできないと思います。
だって、プロ(ファンドマネージャーなど)でも勝ち続けることが難しい世界ですからね!
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