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日本の『ガラパゴス化現象』という考え方 [お金も大事]


2015年の日本―新たな「開国」の時代へ

2015年の日本―新たな「開国」の時代へ

  • 作者: 野村総合研究所2015年プロジェクトチーム
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本


横浜市立図書館で借りた本書ですが、日本が『ガラパゴス化』しているという指摘がありました。
この「ガラパゴス化」というのは、グローバル化が進む中で、日本独自の進化を遂げた技術やサービスが、世界の標準から乖離して行く状態を指しています。そして、どんなに高品質で素晴らしいものでも、世界市場ではほとんどシェアを握れないケースが見られ、これが将来の日本企業の危機につながるのではないかと指摘されています。日本独自の市場を、ダーウィンの進化論で有名なガラパゴス諸島の生物になぞらえているわけです。


日本の「ガラパゴス化現象」は、
(1) 高度なニーズに基づいた製品・サービスの市場が日本国内に存在する
(2) 一方、海外では、日本国内とは異なる品質や機能要求水準の低い市場が存在する
(3) 日本国内の市場が高い要求に基づいた独自の進化をとげている間に、海外では要求水準の低いレベルで事実上の標準的な仕様が決まり、拡大発展していく
(4) 気がついた時には、日本は世界の動き(世界標準)から大きく取り残されている
という特徴があるとのこと。

例として、携帯電話や建設業、非接触ICカード、デジタル放送が挙げられていました。

国内市場は縮小するのに、ガラパゴス化のために企業が海外でシェアを伸ばせないとなると・・・
やはり、日本は積極的出て行き、受け入れる、「開国」が必要なのでしょうね。




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