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『重要128港湾、半数が「赤字」 税金で穴埋め』 [お金も大事]

重要128港湾、半数が「赤字」 税金で穴埋め
 全国に128ある「重要港湾」のうち、施設使用料など自力での収入で維持管理費といった支出をまかなえない「赤字」の港が半分近くの58に及ぶことが、国土交通省の資料でわかった。不足分は地方自治体や国の財政支出で補っている。「赤字港」をなくすには、全国への分散投資を続けてきた港湾整備を見直す必要がある。
http://www.asahi.com/business/update/1114/TKY200811140395.html
- [asahi.com 2008年11月15日10時57分]

こういうニュースを聞くと、社会資本の不良債権化の進行を感じてしまいます。

きっと、しわ寄せは、地方港に来るのであり、ひいては日本全体のダメージになって行く。

政治家の方々はこういうデータをどのように受け止めるのでしょうか。給付金について議論することが、本当に喫緊の課題なのでしょうか。こういう日本の状況を本当に理解している政治家は、どれくらい居るのか。恐らく、少ないのでしょう。スペシャリストが政治家となっていないのです。

本当に国会に送り込まなければならないのは、各分野に通じたスペシャリストなのに、地元の名士や世襲議員が国会に送り込まれています。そんな彼らもきっと困っているのではないでしょうか。「たまたま議員の元に生まれたために、後継者となったけど、自分は専門でないのに、政策立案なんかできないよ」と、心の中ではつぶやいているのかもしれません。

今の国会議員には、政策を立案することが目的ではなく、選挙に勝つこと、議員を続けることが目的となっている人が居るような気がしてなりません。そんな人に投票して、社会の問題が解決するとはとても思えないのです。国民が、自分たちの生活を、少なくとも現状を変えるには、地元の名士や後継者などに投票せず、経営経験者や何らかの専門家に投票する、そんな意識を持ってみても良いのではないでしょうか。

日本は海に囲まれた国であり、海こそ大きな資産です。海を活かした政策(水産、物流、エネルギー、資源、観光)をもっと実現していくことこそ、日本は選択すべきと考えます。

海を志向した坂本龍馬が今の日本を見たら、どう思うのか・・・聞いてみたい!


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社会資本の不良債権化については、この本がお勧めです。

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斗夢

何のスペシャリストで無い者が国会議員になるから、
官僚にいいようにやられてしまうのですね。
by 斗夢 (2008-11-15 17:55) 

tyo

>斗夢 さん
 nice!&コメントありがとうございます!

 仰るとおりだと思います。
 
 スペシャリストといっても、官僚出身(いわゆる族議員)は
 結局、出身省庁のために動くことになるようですので、
 やはり、なるべく「しがらみのないスペシャリスト」が
 国会議員・閣僚には必要なのではないでしょうか。

by tyo (2008-11-16 10:40) 

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